店舗紹介・アクセス

丹精込めておもてなし

当店は明治の初期、女人禁制の古き頃から高野山料理を創業致して参りました。
昭和四六年には天皇、皇后両陛下の行幸のみぎり、また昭和五二年には昭和天皇、皇后両陛下の高野山行幸のみぎりには、すべて高野山料理の調理、賄方の光栄に浴して参りました。健康食に、長寿食に是非一度御賞味くださいませ。

自然の幸が奏でる振舞料理

佛教が六世紀に中国より渡来して以来、修行僧の食物にきびしい戒律を加えて各宗派独特の精進料理が生れ、長い年月を経て現在に至っています。「精進」という語源は、ただ魚肉を避けた食物を意味するものではなく、宗旨を問わず精神修養を意味した佛教用語です。

高野山料理といえば、精神料理であります。空海(弘法大師)が高野山を開いて千百数十年の長い間、数多い僧侶の食膳が山菜、野菜によってまかなわれて現在にひきつがれております。霊場高野山より奥地は護摩壇山を経て熊野三山に通じるっ広大な山並みに春、秋の旬の山菜が豊富に自生し、これらの山菜が高野山料理の主役をつとめるのです。

精進料理は季節感を大切にし、五法、五味、五色の組合わせをきびしく現在に伝えています。五法とは、「生のまま」「煮る」「焼く」「揚げる」「蒸す」の調理法であり、五味は、「醤油」「酢」「塩」「砂糖」「辛」の味で、五色は、「赤」「青」「黒」「黄」「白」の色彩をいいます。いわゆる「目食」を大切にすることから五色の組合わせを伝え、材料の味付けを五味とし、味のバランスを五法としていることは料理界すべてに通じる基本でもあります。

また、数多い寺院の間にも佛教的な伝統行事が沢山あって、そこに客が集まって共に食事するのが習になっています。高野山ではこれを「振舞」といって、その作法形式も昔から引きつがれて現在も行なわれています。この「振舞料理」はすべての本膳形式であって、残った料理は全部折箱に納めて全くきれいにして斎食が終わり、これは茶事に見る茶懐石の基本を思わせます。伝統を守る佛教界では、このようにして精進料理が何の抵抗もなく現在も調理され、振舞われています。

余年の霊山の移り行く季節の味を伝統の技で丹精込めておもてなし。自然の幸を愛でるようにご満喫いただく精進料理の逸品ばかり。高野山での想い出に華をそえて心ゆくまでお召し上がりください。

ご予約について

  • ・土日祝日のご予約につきましては、お料理のご予約もお願いしております。新型コロナ感染症対策のためにも迅速な給仕へご協力お願い致します。
  • ・個室のご用意もございます。個室をご利用の場合はお代金の10%をルームチャージとして頂戴いたします。(閑散期の1月と2月はルームチャージは必要ありません。)
  • ・ご予約の曜日に関係なく6,300円以上のお料理については、ご予約を願います。
  • ・ご予算、行事に合わせて、ご相談させていただきます。
  • ・最大で40名様のご予約をお預かりできます
  • ・本日から3日以内のご予約または、5人様以上のグループでの予約については、ご面倒ですがお電話もしくはお問合せ送信フォームにてお問い合わせください。
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アクセス

観光案内

真田庵

関ヶ原で東軍の徳川秀忠隊を信州にて足止めした真田昌幸・幸村親子が、戦後は敗軍の将として紀州九度山に蟄居していた時に住んでいた屋敷の後に建てられたお寺が「真田庵」(別称:善名称院)です。境内にある土蔵造りの資料館は入場料200円、 開館時間は9時から4時です。

高野山町石道

高野山に通じる7つの道のうちの1つが「高野山町石道」です。道しるべとして109mごとに空海が建てた石柱があります。金剛峯寺の根本大塔を始点として、ふもとの慈尊院までの22kmの道のりに180基あり、苔むした石柱を見ると、古の時代から人々が歩いていたと感慨深いものがあります。

やどり温泉いやしの湯

高野山観光の時にお勧めの温泉施設は「やどり温泉いやしの湯」と言います。2014年に改装オープンし、気持ちよく入浴できます。内湯と露天風呂が楽しめ、広いわけではありませんので多少混雑することもありますが、お湯はとろみがあり温まります。施設周辺も自然豊かですし、格安なバンガローなどの宿泊施設もあります。

文蔵の滝

滝の周囲300度くらいが岩で囲まれたようになっている修験者の行所でもある滝を「文蔵の滝」と言います。無料の駐車スペースから、1~2分急坂を登ると鳥居があり、そこをこえると急にひんやりと温度が下がります。独特の雰囲気に岩に反響する轟音や、水しぶきの加減などから、神秘な感じを受けます。川に降りると水も触れますが、どんな季節でも水はとても冷たいです。

野迫川村 雲海

野迫川村 雲海

近年、全国的に注目を集める様になった野迫川村の雲海の眺望スポットです。雲海スポットとしては珍しく、眺望出来るポイントまで車で行けるため、バリアフリー雲海との呼び名もあり、小さなお子様やシニアの方でも気軽に雲海を観に行く事が可能です。また野迫川村は山間部にあるため、一年を通じて雲海を観られる可能性があります。(最も適したシーズンは春と秋だと言われています。)